別所温泉 元湯旅館
別所温泉 元湯旅館  
 泉質

  アルカリ性単純硫黄冷鉱泉
 
 
 
 住所

  神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷
1570
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 別所温泉と聞いてすぐに思い浮かぶのは長野県上田市の別所温泉だと思いますが、神奈川県の丹沢東麓にも同じ名前の鉱泉があって、この辺りの温泉に特徴的なスベスベした肌触りのお湯を楽しむことが出来ます。もともとは元湯旅館、渓間屋という二軒の鉱泉宿が両並びで営業していましたが、10年ほど前に渓間屋の方は廃業してしまいました。6月の初旬、今では別所温泉唯一の鉱泉宿となった元湯旅館を訪問してみました。鉱泉宿と聞くと侘しい雰囲気の宿を想像してしまいますが元湯旅館は意外?にもかなり綺麗。もっとも看板がなければ普通の民家と間違えそうな外観で、この気取らない感じが鉱泉宿らしいところではあります。帰り際にお話を伺ったところ、現在旅館としては営業しておらず立ち寄り入湯のみ受け付けているそうです。営業時間も10時くらいから夕方までとアバウトな感じでした。
 
 
 
 浴室は玄関を入って右手の廊下奥にあり、内湯が一つあります。露天風呂はありません。浴室は湯船が一つだけのシンプルなつくり。二面はガラス窓になっていますが、山が迫っているためか室内の採光はやや暗めです。窓の外には小さな沢の流れがありますが、しっかり護岸工事されていてあまり風情はありません。眺望は得られませんが、周囲の森を飛び交う小鳥の囀りが心地よく感じられます。タイル張りの浴槽はやや小さく、のんびり入るには2,3人が限度といったところ。
 
 
 
 
 
 お湯は無色透明で弱いスベスベ感があります。ほぼ無臭。泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉。やや熱めに加温されていてよく温まります。分析表を見て硫黄の香りを期待したのですが、こちらは感じられませんでした。温度やpHなどが影響するようですが、硫黄泉は場所によって匂いの有無や程度がまちまちで不思議な泉質です。
 
 浴槽内は溜め湯の追い炊き循環だと思われます。加水・消毒の有無は不明ですが、塩素臭は気になりませんでした。
 
 
 
 土曜日の昼前で入浴客は自分一人のみ。特別際立った特徴のあるお湯ではありませんが、鉱泉宿らしい静かな雰囲気は十分に堪能できます。鳥のさえずりが響くなか、ささやかなお湯に独りつかりながら、ささやかな考え事に耽るというのも乙なものかもしれません。経営しているのは老夫婦で、おじいさんが対応して下さったのですがとても感じのいい方でした。今後も気負わず長く続けていってもらいたいですね。
 
 
 源泉名  煤ヶ谷温泉(厚木第4号)
 神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷
1570
 泉質  アルカリ性単純硫黄冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)
 分析日(湧出地)  H21.10.26  分析日(分析地)  H21.11.27
 泉温(湧出地)  17.6℃(浴槽−℃)  湧出量  8.5L/min(動力揚湯)
  pH(湧出地)  9.8  pH(分析地)  9.62
 密度  0.9980 g/cm3(21.8℃)  成分  0.215 g/kg
 陽イオン  Li+
 Na+
 K+
 Mg2+
 Ca2+
 Sr2+
 Fe2+
 Al3+
 Mn2+
 Zn2+
 0.00 mg
 55.2 mg
 0.22 mg
 0.00 mg
 0.91 mg
 0.1 mg
 0.00 mg
 0.03 mg
 0.00 mg
 0.00 mg
 陰イオン  OH-
 F-
 Cl-
 Br-
 HS-
 SO42-
 HCO3-
 CO32-
 NO3-
 HSiO3-
 SiO32-
 BO2-
 1.07 mg
 0.39 mg
 5.35 mg
 0.04 mg
 2.27 mg
 5.40 mg
 61.1 mg
 29.4 mg
 0.00 mg
 27.9 mg
 0.36 mg
 2.12 mg
 非解離成分  H2SiO3
 HBO2
 22.5 mg
 0.55 mg
 溶存ガス成分  H2S  0.01 mg
 
 備考
 
 シャンプー・ボディーソープ有り、ドライヤーなし
 貴重品ロッカーなし
 
 
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       別所温泉 元湯旅館 訪問
2011/6  
                 登録
2011/6/25